長崎県は県をあげてリフォームが促進されている県です。
既存住宅のリフォームや中古住宅のリフォームの中でも多いのが和室のリフォームです。
和室は畳が印象的な日本伝統の部屋です。
畳はメンテンスが必要だったり種類を変えるだけで部屋の雰囲気を一新することができます。
また、最近ではライフスタイルの変化により和室から洋室へのリフォームを検討される方も多い特徴があります。
長崎県で和室のリフォームを検討されている方へ。
和室のおしゃれなリフォームのアイディアから工事のポイントまで詳しくご案内します。
株式会社サクセス代表
岳下斉弘
設計士
長崎市を中心にコストパフォーマンスとデザインの両方を重視するお客様に最適な建築デザインを提供しています。手頃な価格で質の高いデザインを実現し、お客様の夢を形にすることに専念しています。
和室の空間を活かして現代的でおしゃれに生まれ変わらせるリフォームも人気です。
畳をフローリングにして襖をドアにすることも良いのですが、せっかくのリフォーム。
日本伝統の居住空間である和室は日本の風土に合わせて快適な空間です。
特に和室の畳に使われている「い草」はリラックス効果や調湿効果があります。
多湿になりやすい九州の気候にもぴったりの床材と言えるでしょう。
和室の持っている良さをそのままにおしゃれに暮らしやすくするリフォームを検討されてみてはいかがでしょうか?
モダンな和室へ生まれ変わらせるリフォーム
和室のリフォームと聞くと、多くの人が畳をフローリングに変えたり、襖(ふすま)をドアに替えたりする洋室化を思い浮かべるかもしれません。
しかし、せっかくリフォームするのであれば、和室の持つ独特の良さを活かしながら、現代的でスタイリッシュな「和モダン」スタイルに生まれ変わらせることもおすすめです。
和モダンリフォームの魅力
和室は使用される材料が高品質で、見た目にも美しい特徴があります。
例えば、「杉板」を用いた天井や自然な木肌を活かした柱は、和室ならではの温もりと落ち着きを提供します。
壁には「塗り壁」や「和紙」を使い、洋室のビニールクロスとは異なる、味わい深い仕上がりになります。
さらに、和室は家の中で比較的良い位置に配置されていることが多く、日当たりが良かったり、家族の動線上にあったりと利便性も高いです。
これらの利点を活かしたリフォームを検討してみてください。
和室を明るくすると効果的!照明選びのポイント
和室をモダンでおしゃれにリフォームする際には、部屋を明るくし心地良い空間に変える照明選びが非常に重要です。
ここでは、「おしゃれな和室に合う照明」を選ぶためのポイントを解説します。
主に、「静けさ」を保ちつつ「自然素材」を活用することが和室には適しています。
また、間接照明を活用することで部屋全体を優しく明るく照らすなどの照明の活用方法も検討してみてください。
派手さを避ける
和室は本来、「静寂」を大切にする場所です。
そのため、自己主張が強すぎる派手な照明は避け、「地味で大人しい雰囲気」のものを選ぶことが和室には適しています。
シンプルで落ち着いたデザインを選ぶことで、和室の穏やかな美しさを引き立てます。
自然素材を選ぶ
和室と相性の良い照明は、金属よりも「木」や「紙」などの自然素材で作られたものです。
これらの素材は和室の自然な美しさと調和しやすく、温もりを感じさせる空間を作り出します。
おすすめの照明タイプ
ダウンライト
和室には天井に埋め込むタイプの「ダウンライト」がおすすめです。
部屋を広く見せる効果があり、和室の雰囲気を損ねることなく、必要な部分をしっかりと照らしてくれます。
特に「白木枠」のダウンライトは、和室に自然に溶け込みやすくおすすめです。
和風シーリングライト
シーリングライトは部屋全体を明るく照らすのに適しています。
和室用にデザインされた「和風シーリングライト」は特におすすめです。
通常のシーリングライトよりも、和室の雰囲気に合うようにデザインされており、木材や和紙を使ったものが多いためです。
ペンダントライト
天井から吊り下げる「ペンダントライト」も和室には適しています。
特に、和紙や木製、和柄を用いたペンダントライトがおすすめです。
部屋にアクセントを加えつつ、暖かみのある光が和室のリラックス度をさらに高めてくれるでしょう。
畳の健康効果とは
畳は日本の伝統的な床材の一つです。
その独特の足触りが魅力で、様々な健康効果が期待できます。
畳の表面は「イグサ」の繊維で覆われており、柔らかく心地よい刺激を足裏で感じることができます。歩くたびに血行を促進し、足の疲れやむくみを解消する助けとなると言われています。
畳の「湿度調整機能」は室内の湿度を常に快適なレベルに保ち、ダニやカビの発生を抑える効果があるとも言われています。さらに、畳は衝撃を吸収し座る時や歩く時の関節への負担を軽減してくれるため、高齢者や小さなお子様がいる家庭でも注目されています。
イグサには抗菌防臭の特性があり、室内を清潔に保つ助けをしてくれる効果も期待できます。
さらにイグサの香りにはリラックス効果があるとも言われています。
「おしゃれなデザインにしたいけど、高いお金は払いたくない」と感じている方にお勧めするのが、壁紙と畳を工夫するモダンな和室へのリフォームです。
伝統的な「和室」の落ち着きはそのままに、より使い勝手の良い、明るく開放的な空間を作り出すことが可能です。
以下でそのポイントを詳しく解説します。
予算内で叶える、壁紙と畳のリフォーム
壁紙の選び方
和モダンを成功させるためには壁紙の選び方が大切です。
一般的な和室の色であるモスグリーンやベージュから、もっと明るく派手な色や柄に変えてみてはいかがでしょうか。
自然を象徴する和の色は空間に溶け込みやすいので、思い切った色や柄でも部屋のアクセントとして機能します。
一面だけ特色を持たせると、モダンな印象が際立ちます。
畳を変えてみる
「畳」の変更も大きな影響を与えます。
伝統的なイグサ色の畳から、色やパターンが異なる現代的な畳に変えるだけで、和室の印象が一新されます。
表替え(畳表を新しくすること)は比較的費用を抑えられる選択肢で、初めての和モダンリフォームには最適です。
また、通常の畳の半分のサイズで縁のない正方形の畳「琉球畳」を採用することもおしゃれな空間作りにお勧めです。
おしゃれな畳の選び方
モダンな和室を目指す際におすすめの畳は「和紙畳」「琉球畳」です。
和紙畳(カラー畳)
「和紙畳」は伝統的なイグサの代わりに和紙を使用しており、耐久性に優れ、カビや色褪せが少ないのが特徴です。
豊富なカラーバリエーションがあり、インテリアに合わせて色を選べるためデザイン性が高いです。
琉球畳(縁なし畳)
「琉球畳」は縁がなく、四角い形状が特徴です。
フローリングとの調和が取りやすく、スッキリとした印象の和室を作ることが可能です。
また、縁がないため視覚的に広がりを感じさせ、部屋をすっきり見せます。
畳の張り替えのタイミング
畳の張り替えには「裏返し」、「表替え」、「新調」の3つの方法があり、畳の状態や使用年数に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
裏返し
畳の表面が傷んだ場合、未使用の裏面を上にして再利用します。主に軽い汚れや傷がある時に適しており、畳の寿命を延ばす手軽な方法です。適切なタイミングは購入後2~3年です。
表替え
畳表と畳縁を新しくする方法で、裏返し後も使用が困難な場合に行います。裏返しをしてから2~3年後、または畳表の傷みがひどいときに行います。
新調
畳全体を新品に交換します。畳床の寿命は約10~20年で、この期間が過ぎると畳の弾力性や美観が損なわれます。全体的に劣化が進んでいる場合に行います。
コストを抑えるリフォーム
モダンでおしゃれな和室へのリフォームをコストを抑えて行うアイディアを紹介します。
障子を工夫する
和室の「障子」は部屋を暗くする一因となりがちです。
障子を「プリーツスクリーン」に変えるだけで、部屋全体が明るくなります。
プリーツスクリーンとは扇子のように蛇腹状に加工されていて、折り畳んだり開いたりして調光をします。
上下に開閉が可能で、和紙のような質感のものを選ぶことで、和室の雰囲気は保ちつつ光をしっかり取り入れることができます。
色は、浅黄色や藍色など、明るくて和テイストのものを選ぶとおしゃれに映えます。
襖を工夫する
襖を工夫することで和室をモダンでおしゃれに生まれ変わらせることもできます。
和の襖デザイン
伝統的な襖は自然や歴史的モチーフが描かれており、和室に落ち着きと格式をもたらします。
明るい色の「和紙畳」と組み合わせることで、伝統的な美しさを保ちつつ、フレッシュで明るい空間を演出できます。
洋の襖デザイン
洋風の襖紙を選ぶ場合、幾何学模様や北欧風のデザインが人気です。
これらは和室の静けさにモダンなアクセントを加え、新しい「和モダン」スタイルを創り出します。
和室を洋室に変更したいというご相談はとても多いです。
フローリングの方が掃除がしやすい、和室のメンテナンスが大変などと理由はそれぞれのようです。
ここでは和室を洋室に変更するリフォームについて解説します。
和室と洋室の構造の違い
和室から洋室へのリフォームを検討する際、いくつかの構造的な違いを理解しておくことが大切です。
根太の間隔をチェック
根太(ねだ)は床板を支えるために設置されています。
床材に応じて間隔が異なります。
畳を使用している場合、根太の間隔は比較的広く設定されていることが多いです。
そのため、フローリングにリフォームする際にはこの間隔を狭める必要があります。
間隔を適切に調整することでフローリングの安定性が向上し、床が長持ちするようになります。
高さ調整が必要な場合がある
畳からフローリングへの変更では床の厚みが違うため高さの調整が必要になる場合があります。
特に、畳を取り除いた後の床面が隣の部屋と段差ができないようにするための調整が大切です。
この高さを調整する作業には追加で費用がかかる場合があるので、リフォーム業者に確認することをおすすめします。
壁の種類:真壁と大壁
和室の壁には「真壁(しんかべ)」と「大壁(おおかべ)」の二種類が存在します。
真壁は柱や梁が露出している構造であり、大壁は柱や梁を覆って見えないように仕上げられた壁です。
洋室へリフォームする場合、この壁のタイプによって工事の内容とコストが異なります。
特に、真壁から大壁への変更では、壁に厚みを出すための追加の下地工事が必要になることもあります。
洋室リフォームのための床材選び
床材によって部屋の印象はガラリと変わります。また日々の掃除を含めたメンテナンスのしやすさも変わります。
床材は様々ありますが、ここではフローリングについて解説します。
フローリングには「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2種類があります。
無垢フローリング
無垢フローリングは天然木をそのまま使用して床板に仕上げたものでです。
木の本来の質感や経年による風合い変化を楽しむことができるフローリング材です。
木材の種類も豊富で、オーク、メープル、チェリーなど多岐にわたりそれぞれの特徴や風合いが異なります。
無垢フローリングは温もりを感じさせ、ナチュラルな印象を部屋に与えます。
しかし、湿度変化による伸縮や反り、割れが起こりやすいという一面もあります。
複合フローリング
複合フローリングは合板の表面に天然木の薄い板(挽き板(ひきいた)や突き板)やシートを貼り合わせたものです。
複合フローリングは無垢フローリングに比べて変形や割れが少なく、安定性が高いです。
特に、挽き板や突き板は天然木の質感をある程度保ちつつコストを抑えることができ、「シート」タイプはさらにコストを下げることができ、日常のメンテナンスも簡単です。
しかし、人工的な風合いで木そのものがもつ質感や温もりを感じにくという一面もあります。
特性 | 無垢フローリング | 複合フローリング |
---|---|---|
素材 | 天然木全体 | 合板 + 天然木薄板/シート |
質感と美観 | 自然で温かみがあり、経年変化を楽しめる | 質感は劣るが、見た目は天然木に近い |
耐久性 | 湿度の影響を受けやすい(伸縮・反りが生じる) | 湿度の影響を受けにくく、形が安定 |
メンテナンス | 定期的なメンテナンスが必要(オイルやワックス塗り) | 比較的メンテナンスが簡単 |
コスト | 初期費用が高いが、長期的には耐久性で回収可能 | 初期費用が低く、経済的 |
設置 | 専門的な技術が要求される | 設置が比較的容易でDIY向き |
適用範囲 | リビング、寝室等主要な生活空間に理想的 | 含湿や水気の多い場所にも適用可能 |
和室の特徴を活かした洋室リフォーム
和室の落ち着いた雰囲気と美しさを保ちつつ、より現代的で機能的な洋室へとリフォームする方法には、いくつかのポイントがあります。
和室の特徴をそのままに洋室の良さも組み合わせることで既存の建材も再利用ができます。
そのため、コストを抑えておしゃれな部屋へとリフォームすることが可能となります。
畳とフローリング
畳とフローリングを組み合わせることで和の趣を保ちながらも新しいスタイルを楽しむことができます。
畳の部分をベッドやソファの下のスペースとして使用することでリラックスエリアを作ることもできます。
また、床にそのまま座っても柔らかく温もりもある畳を敷くことでお子様の遊ぶスペースを安心に確保することもできるでしょう。
最近ではリビングの一角に畳コーナーを設けることも人気です。
障子」や「襖」の再利用
障子や襖(ふすま)をスライドドアや間仕切りとして利用することで、自然光を取り入れつつプライバシーを保つことが可能です。
また、これらを現代的なデザインにアレンジすることで、和と洋が調和した独特の空間が完成します。
洋風の部屋に襖や障子を利用することで独特のおしゃれな空間を演出することができます。
和室の木材を活かす
和室に多用される木材は、その美しさと質感が魅力です。
これらの柱や天井の木材を活かして、見せるようなリフォームもおすすめです。
既存の建材をそのままに活かしたリフォームも検討してみましょう。
リフォームは既存の住宅をより生活しやすく快適な住空間に生まれ変わらせる手段の一つです。
特に長崎県では既存住宅・中古住宅をリフォームして活用することが県をあげて推奨されています。
リフォームを計画から完成までスムーズに進めるためには事前準備や計画が大切です。
ここではリフォーム工事をスムーズに進めるためのポイントをご紹介します。
スムーズな進行のために
和室のリフォームを行う際には次のようなポイントに気をつけて計画することがおすすめです。
住宅の設計図面が事前に準備できれば良いですが、難しい場合は依頼する業者としっかりと現地調査を行い相談しながら進めると良いでしょう。
基本構造の確認
和室と洋室では床の構造が異なるため、リフォームには特に注意が必要です。
段差が生じると生活していく上でつまづいてしまうなどの不具合につながる場合もあります。
基本的な躯体構造の確認はしっかりと行うことをおすすめします。
- 床の高さの調整: 畳とフローリングの厚みの違いを考慮して、床の高さを調整する必要があります。この調整を怠ると、床に段差が生じ、ドアが正常に開かない可能性があります。
- 敷居の変更: 引き戸を選択すれば、敷居の変更だけで済むため、工事が簡単になります。
他の部屋との調和
リフォームは対象の部屋だけでなく、家全体のバランスを考慮して行うことをおすすめします。
特に和室がリビングなどの洋室と隣接している場合は、工夫をすることでよりおしゃれで使いやすい空間に生まれ変わらせることも可能です。
- 部屋を仕切る引き戸: 和洋折衷のデザインを選ぶことで、どちらのスタイルにもマッチしやすくなります。
- 窓や収納の配置: 和室の要素と洋室の機能を融合させることで、開放的でありながらも実用的な空間を作り出すことができます。
実用性のを考えよう
リフォームの計画をする際には見た目だけでなく実用性も考慮することをおすすめします。
使い勝手の良い空間は生活していてもストレスを軽減するだけでなく、家族全員が安心安全に暮らすことが可能になります。
- バリアフリー設計: お年寄りがいる家庭では、和室の段差をなくすことで全体をバリアフリーにすると良いでしょう。
- 収納の有無: 完全に収納部屋として使う場合は仕切りが必要ですが、リビングを広く使いたい場合は仕切りを設けない方が開放感が出ます。
施工前の準備とポイント
和室のリフォーム工事が決まって、着工までの間には何を準備しておけば良いのでしょうか?
リフォーム中は普段の生活と違ったことが起こりストレスが溜まりやすいものです。
和室のみ、一室だけのリフォームの場合は住みながらリフォームが進むこともあります。
ここではリフォームに気にかけておきたい準備のポイントをご紹介します。
工事スケジュールの確認
リフォームの全期間と日々の工事時間を家族や同居人と共有し、それに合わせて日常のスケジュール調整を行うことをおすすめします。
荷物をレンタルスペースに預ける場合やリフォーム中は仮住まいでの生活を検討している場合、特にこの工事スケジュールの確認は重要になります。
生活エリアの確保
生活しながら部屋のリフォームを行う場合は工事を行うエリアと生活を続けるエリアを分けることをおすすめします。
リフォーム中は常に職人や業者の出入りがあるため、気の休まるスペースを確保することでストレスを軽減することができます。
また、ペットと一緒に暮らしている場合はペットのための安全なスペースを確保してあげましょう。人間以上にストレスを抱えてしまうことも考えられます。ストレスを最小限に抑える工夫が必要です。場合によっては工事期間中はペットホテルなどの検討を行っても良いでしょう。
仮住まいの準備
大規模なリフォームや家全体の改修の場合、仮住まいが必要になることもあります。
この場合、仮住まいの場所や期間、費用の計画も事前に立てておく必要があります。
また、家財道具を一時的に保管するためのトランクルームを利用することで、リフォーム中の家内が広く使え、作業もスムーズに進行します。
リフォームを依頼するときの業者選び
リフォームを安心して進めて快適な空間を得るためには業者選びが大切なポイントです。
経験と実績
豊富な経験と実績を持つ業者は多くのノウハウを所有しています。
また、リフォームは家それぞれに対して様々な問題がある場合があります。多くの問題を解決してきた経験豊富で実績が多い業者に依頼することで様々なケースにも対応し、アイディアを出してくれることが期待できます。
また、「施工例」をチェックすることもおすすめです。
スタイルやデザインが希望にあっているのかを確認しましょう。
保証とアフターサービス
リフォーム工事後も長く安心して暮らすためには、保証やアフターサービスの充実している業者を選ぶことをおすすめします。
保証期間の長さ、保証内容の明確さ、迅速な対応をしてくれるかどうかを確認すると良いでしょう。
これらを事前に確認することで、後々のトラブルを防ぎリフォーム後も安心して生活することが可能になります。
コミュニケーション能力
リフォームはお客様と業者との密なコミュニケーションが必要になってきます。
初回の打ち合わせでの印象、質問に対する回答の速さや丁寧さ、提案の質などから、業者のコミュニケーション能力をみてみてください。
また、細かな要望にどれだけ応えてくれるかも重要です。
コミュニケーション能力
許可と保険の有無
信頼できる業者は適切な「業者許可」を持っており、必要な保険にも加入しています。
これにより、万が一の事故やトラブルがあった場合でも適切に対処してもらえる安心感を得ることができるでしょう。
特に「建築業許可」や「労災保険」の加入は確認しておきたいポイントです。
和室のリフォームを考える際には、その美しさと機能性を高めることが目的です。
しかし、計画不足や不注意により予想外の問題が発生することも少なくないようです。
ここでは和室をリフォームする際の注意点を予算の設定、シロアリのリスク、そして業者とのコミュニケーションをメインに解説します。
リフォーム予算の適切な設定とコスト
リフォームを行う際には、計画的に予算を設定することが大切です。
適切な予算設定によって、リフォームの質と完成度が左右されることもあります。
事前にしっかりとした計画を立てることをおすすめします。
必要な予算は先に確保しましょう
リフォームを計画する際には、最も必要とされる作業に必要な予算を優先的に確保することをおすすめします。
たとえば、屋根や基礎など、住宅の構造は住宅の維持管理に必要不可欠です。
躯体部分に関わる重要な修繕を最優先に考え、これらに必要な費用を最初に計上すると良いでしょう。
大まかな費用を見積もりましょう
必要な予算を確保したら、次にリフォーム内容全体にどれくらいの費用がかかるかを想定した見積もりをしましょう。
具体的には、「材料費」「工賃」「設計費」などです。
すべての費用要素を詳細に調べ合計額を出すことが重要です。
この見積もりをもとに、予算内でのプラン調整を行い、「どのリフォームを行うか」「どのリフォームを後回しにするか」を決定することで計画的にリフォームを行うことができるでしょう。
生活費を含めた予算計画を立てましょう
リフォーム期間中の生活費も考慮に入れることが大切です。
仮の生活スペースを設ける費用や、外食が増えることによる食費の増加など、予想外の出費が発生することがあります。
また、リフォームで家を空ける期間がある場合は、その間の宿泊費も計画に含める必要があります。
和室をリフォーム中にシロアリが出やすい
和室をリフォームする際には、シロアリのリスクに特に注意が必要です。
シロアリは木材だけでなく、「畳」も好んで食べる性質を持っています。
畳の見た目には問題がなくても、畳の内部が食害されている可能性があります。
畳の点検
畳の裏がボロボロになっている場合、シロアリの食害が進行している証拠です。
畳の「い草」や下に敷かれている「畳下板」はシロアリの好物と言われています。
食害が見られたら、シロアリ駆除の対策が必要となります。
床下の検査
和室の畳だけでなく、床下もシロアリのチェックも忘れずに行ってもらってください。
床下が食害されている場合、畳の被害も進んでいる可能性が高いです。
床下の検査は専門の業者に依頼するのが安全です。
シロアリ駆除のプロに依頼
シロアリが発見された場合は、プロの駆除業者に依頼して徹底的に駆除してもらいましょう。
駆除後は、再発防止のための処理も業者に相談し、定期的な点検を行うことをおすすめします。
畳は湿気が溜まりやすいためシロアリが好む環境であるとも言われています。
和室のリフォームをきっかけにシロアリの調査を行うことも、住宅を長く安心に保つためにおすすめです。
しっかりとした打ち合わせでトラブル回避
リフォームはしっかりとした打ち合わせが不可欠です。
リフォームのトラブルで多いのは言った言わない、意思疎通が不十分であるためのトラブルだとも言われています。
事前の打ち合わせを丁寧に行い、トラブルを避けましょう。
参照情報:一般社団法人住生活リフォーム推進協会「リフォームの打ち合わせで1番大事なことは?」
具体的な工事内容の確認
リフォーム業者には、「襖(ふすま)」の交換、畳の張り替え、床の「根太」調整など、具体的な工事内容について詳細に説明してもらいましょう。
不明点があればその場で質問して解消することが重要です。
追加費用についての透明性
追加費用が発生しないよう、見積もりの段階で料金の内訳を細かく確認してください。
特に特殊な「加工」が必要な場合の費用は、前もって明確にしておくことをおすすめします。
コミュニケーションの取りやすさ
打ち合わせを通じて、業者とのコミュニケーションがスムーズに行えるかを確認します。
説明が丁寧で、こちらの要望に耳を傾けてくれる業者は信頼できる可能性が高いです。
書面での確認
口頭での約束も大切ですが、書面に残すことで後のトラブルを防ぎます。
「工事契約書」や「仕様書」を作成し、双方のサインをもらうことで、互いの認識の違いを擦り合わせておくことが大切です。
いかがでしたか?
和室の特性を活かしつつ、現代の生活スタイルに合わせたおしゃれで生活しやすいリフォームは業者選びや予算の立て方、地域の特性に合わせた計画と施工が必要です。
特に長崎県は比較的湿気が高い地域です。そのため、湿度対策やシロアリ対策も念頭においたリフォームを行うことがおすすめです。
和室をより使いやすく好みの空間にリフォームし、より長く快適に暮らせる家づくりのお手伝いになっていたら嬉しいです。
デザインに強い!
長崎県長崎市のリフォーム・建設会社
株式会社サクセス
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