長崎県のキッチンのリフォーム工事の基礎知識｜種類と注意を解説します

キッチンは毎日使う場所です。

水まわりだけでなく、ガスやIHなどのコンロやレンジフード。

共働きが増えてきた昨今ではビルドインタイプの食洗機もリフォームの際に設置したいというご要望もよく耳にします。

キッチンリフォームは老朽化やライフスタイルの変化により検討される方が多いです。

キッチンリフォームは何年を目安に考えれば良いのでしょうか？

この記事では、リフォームのタイミングはどのくらいで訪れるのか、目安や不具合のサインを紹介します。

また、長崎県でキッチンのリフォームの補助金・助成金の例もあわせてご案内します。

キッチンリフォームを検討している方のお手伝いになりますように。

この記事の監修者

株式会社サクセス代表

岳下斉弘

設計士

詳しいプロフィール

建築設計会社を経営

長崎市を中心にコストパフォーマンスとデザインの両方を重視するお客様に最適な建築デザインを提供しています。手頃な価格で質の高いデザインを実現し、お客様の夢を形にすることに専念しています。

目次非表示

キッチンリフォーム
1. キッチンの耐用年数
2. キッチンリフォームのきっかけ
キッチンリフォームを考えるタイミングとは？
キッチンリフォームの手順
1. キッチンのリフォームの進め方
2. キッチンのリフォームの工事の進み方
キッチンをリフォームする際の注意事項
キッチンリフォーム｜長崎県の補助金・助成金はあるの？
リフォーム会社の選び方
長崎県のキッチンのリフォーム工事のまとめ

デザインに強い！
長崎県長崎市のリフォーム・建設会社
株式会社サクセス

建築に関するお悩みは
お気軽にご相談ください

専任のスタッフがお客様のご不明な点にお答えいたします。お困りでしたらお電話またはお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

095-856-3995

受付：月〜金 10:00〜17:00 土日祝日定休日

施工実績

お問い合わせ

キッチンリフォーム

キッチンのリフォームを検討するタイミングはそれぞれです。

老朽化、ライフスタイルの変化が主な理由に挙げられます。

また、キッチンはシステムキッチンと造作キッチンでは工事の期間やタイミングも異なります。

ここでは一般的なキッチン設備の耐用年数やリフォームのタイミングについて解説します。

キッチンの耐用年数

キッチンの耐用年数は一般的に10年から20年程度とされています。

使用頻度が高いとされる水栓・ガスコンロ・レンジフードなどは、10年ほどで交換目安といわれています。

その他のコンロ周りや排水口なども、汚れが目立つようになってきます。

これはあくまでも一般的な目安であり、実際の耐用年数はキッチンの使用頻度やメンテナンスの方法によって大きく異なります。

キッチンの中でも特に、レンジフードやガスコンロなどの設備機器は早く劣化する傾向にあります。

キッチンリフォームのきっかけ

キッチンリフォームを検討するきっかけは多岐にわたります。

日々の使い勝手を改善したいという実用的な理由から、ライフスタイルや家族構成の変化に対応するため、または単に新しいキッチンの美しさや機能性に憧れるためなど、その理由は人それぞれです。

使いやすさを追求する場合、作業スペースの不足や収納スペースの不足、キッチン内の動線の悪さなどが主な悩みとなります。

これらは日々の料理をする上でストレスの原因となり得るため、快適なキッチン環境を求める強い動機になります。

また、家族が増えたり、親との同居が始まったりといった家族構成の変化も、キッチンリフォームを考える大きなきっかけです。

新しい家族構成に合わせたキッチンは、家族全員が快適に過ごせる空間を提供します。

経年劣化による物理的な理由も無視できません。

シンクやカウンターの傷、カビや汚れが目立つようになった場合、キッチンの見た目だけでなく衛生面も気になり始めます。

これらは料理のモチベーションを下げる要因となり得るため、リフォームによる改善が望まれます。

さらに、友人宅のリフォームに触発されたり、定年退職で退職金が入ったりするなど、社会的・経済的な理由からリフォームを決意するケースもあります。

これらのきっかけは、新しい生活のスタートを切る絶好の機会となり得ます。

	きっかけ・理由
使いやすさの改善	作業スペースの不足収納スペースの不足動線の悪さ
機器の修理・改善	設備機器の不具合（レンジフードの異音、水道の水漏れなど）
ライフスタイル・家族構成の変化	家族構成の変化（結婚、出産、親の同居など）新しい生活スタイル（共に料理を楽しむ、ホームパーティーなど）
物理的な理由	経年劣化（シンクやカウンターの傷、カビや汚れ）収納物の増加（キッチンツールや食器、調味料の増加）
社会的・経済的な理由	友人宅のリフォームに触発された定年退職での退職金の入手実家の相続

キッチンリフォームを考えるタイミングとは？

キッチンの各設備には、それぞれ異なる耐用年数があり、時間の経過と共に性能が低下したり、故障が発生したりすることがあります。

これらのサインに気づくことで、適切なタイミングでのリフォームや交換を行うことができ、キッチンを快適な状態に保つことが可能です。

ガスコンロやIHクッキングヒーター

10～15年が耐用年数の目安とされており、火がつかない、温度調節ができない、異音がするなどの不具合が現れた場合、交換のサインと考えられます。

レンジフードや換気扇

8～10年が耐用年数の目安であり、ファンの動きが悪くなったり、異音がしたりする場合には、メンテナンスや交換が必要です。

給湯器や食洗機、蛇口・水栓

エラーコードの表示、水漏れ、水の温度が安定しないなどの問題が発生した場合には、リフォームや交換を検討するべきサインとなります。

シンクや天板

ひび割れや傷、変色やサビなどが目立ち始めたら、新しいものへの交換を考える時期かもしれません。

これらの設備別のリフォームのサインに早めに対応することで、キッチンをより安全で使いやすい空間に保つことができます。また、部分的な修理や交換だけでなく、全体のリフォームを検討することで、キッチン全体の機能性やデザインを向上させることも可能です。

設備機器	耐用年数の目安	リフォームのサイン
ガスコンロ	10～15年	火がつかない、勝手に消える火力調整が効かないガスの臭いがする異音がする
IHクッキングヒーター	10～15年	電源が入らない温度調節ができないガラストップにヒビや傷が目立つ異音がする
レンジフード・換気扇	8～10年	ファンが稼働しない動きが悪い油汚れが天井や壁に付着する異音がする
給湯器	10～15年	エラーコードの表示熱いお湯が出ない温度が安定しない使用中の異音水漏れ
食洗機	8～10年	電源が入らないエラーコードが表示される汚れが落ちない乾燥できない異音や異常な振動水漏れ
蛇口・水栓	8～10年	水漏れが発生するレバーが固い回らない本体がガタつく
シンク	15～20年	ひび割れや傷が目立つ変色や退色が進む汚れやサビが取れにくい
天板	特になし	傷や凹みが目立つヒビや変色サビがある水垢やくすみが取れにくい

キッチンリフォームの手順

キッチンリフォームを検討する際には、計画的に進めることが重要です。

キッチンのリフォームは家の機能性や雰囲気にも大きく関わります。

キッチンのリフォームのタイミングで、キッチンの入れ替えだけでなく家の間取りを変えてより過ごしやすくするきっかけにすることも可能です。

ここでは、キッチンリフォームの進め方や工事の進み方と合わせてキッチンのタイプや間取りについても説明します。

生活に寄り添ったキッチンリフォームの検討のお役に立てたら嬉しいです。

キッチンのリフォームの進め方

キッチンのリフォームを検討する際のステップをまとめました。

リフォームを検討した段階でリフォーム業者と一緒に考えていくこともおすすめです。

相談の前にどんなキッチンにしたいのか。

どのような点を改善したいのかをまとめて、生活しやすくて納得のいくリフォームへと近づけていくことも大切です。

ステップ1: 不満点の洗い出し

リフォームの第一歩は、現在のキッチンに対する不満を明確にしてみましょう。

「収納スペースが足りない」「動線が悪い」「設備が古い」など、具体的な不満点をリストアップしてみましょう。

また、ライフスタイルの変化によってリフォームを行う場合は「どのような使い方をしたいか」も合わせて洗い出してみると良いでしょう。

ステップ2: 間取り・タイプの選定

次に、キッチンの間取りやタイプを選びます。独立型、ダイニングキッチン、リビングダイニングキッチンなど、ライフスタイルに合わせた間取りを考えましょう。

また、キッチンのタイプ（I型、L型、対面型、セパレート型）も重要な選択肢です。

この段階で、キッチンの機能性と空間の使いやすさを考慮します。

希望の間取りやタイプによっては、既存の建物では工事が不可能な場合もあります。

リフォーム業者に相談しながら進めることがおすすめです。

参考｜キッチンの間取り

間取りタイプ	特徴	メリット	デメリット
独立型キッチン	他の部屋から独立したスペース	調理に集中できる匂いや油、煙が他の部屋に広がりにくい来客時にキッチンが見られにくい	家族とのコミュニケーションが取りにくい食事の配膳に手間がかかる
DK（ダイニングキッチン）	キッチンと食事スペースが一体化	食事の配膳がしやすいリビングとは別のコミュニティスペースになる匂いや油、煙がリビングに広がりにくい	食事以外では使う機会が少ないリビングの家族とコミュニケーションが取りにくい
LDK（リビング・ダイニング・キッチン）	リビング、ダイニング、キッチンが一つの大きな空間	家族とのコミュニケーションが取りやすい小さい子どもから目を離さずに調理可能開放的で広々とした空間を実現	キッチンがリビングから丸見え調理時の匂いや煙がリビングに広がりやすい

参考｜キッチンのタイプ

タイプ	特徴	メリット	デメリット
I型	壁に沿って設備が並ぶ	スペースを有効活用できる他のタイプよりリーズナブルに設置可能	来客時にキッチンの中身が見えやすい
L型	コンロや作業台、シンクがL字に配置	作業スペースが広く、スムーズに調理可能家族とのコミュニケーションが取りやすい	設置には比較的広いスペースが必要
対面型	調理スペースがリビングやダイニングに面している	開放的で、部屋を見渡しながら調理可能家族とのコミュニケーションが取りやすい	油や水がはねやすく、床が汚れることがある
セパレート型	コンロとシンクが離れた場所に配置	作業動線が短く、複数人でも調理しやすい収納スペースを多く取れる	コンロとシンクの間で水がたれることがある

ステップ3: サイズ・レイアウトの決定

間取りとタイプを決めたら、キッチンのサイズやレイアウト、必要な設備を決定します。

カウンターの高さや収納の量、調理機器の配置など、細部にわたって検討しましょう。

効率的な作業動線を考えることで、快適なキッチン空間が実現します。

また、将来的にバリアフリーを検討した動線を検討することもおすすめです。

キッチンのリフォームを考えていくときは、理想や希望をリフォーム業者に伝えながら進めることがおすすめです。

プロ目線で、不満点や要望を基に具体的なプランを提案してくれることでしょう。

相談から完成までの流れを把握し、納得のいくプランを一緒に作り上げていくことがおすすめです。

キッチンのリフォームの工事の進み方

一般的なリフォーム工事の流れをまとめました。

業者によって細部は異なりますので、キッチンリフォーム工事をイメージする際の参考程度になさってください。

初回相談：キッチンの不満点や要望を伝え、理想のリフォームについて話し合います。
現地調査：リフォームを希望する場所の確認、採寸、写真撮影などを行います。
プラン提案：図面やイラストを用いた具体的なプランの提案と、不明点や疑問の解決を行います。
契約：プラン内容、見積り、スケジュールを検討し、納得できたら契約します。
着工：着工前の最終確認を行い、管理された体制のもと工事を開始します。
竣工・検査：竣工検査を経て、仕上がりを確認し、必要に応じて手直しや追加工事を行います。
お引き渡し：竣工検査と仕上がり確認が完了したら、キッチンのお引き渡しとなります。

キッチンをリフォームする際の注意事項

キッチンリフォームは、日々の生活をより快適にするための大きな一歩です。

しかし、計画段階から完成まで、様々な注意点があります。

ここでは、キッチンリフォームを検討している方が押さえておくべき主要な注意事項を解説します。

工事中はキッチンが使用できなくなる

リフォーム期間中、キッチンは使用できなくなります。

そのため、日々の食事の準備について事前に計画を立てる必要があります。

工事の規模によっては、数日から1ヶ月以上キッチンを使えないことも考えられます。

長期間の工事の場合は、ウィークリーマンションやマンスリーマンションでの一時的な生活や、外食・宅配サービスの利用を検討しましょう。

水まわり設備の工事に関する注意点

特にマンションの場合、水まわりの工事には制限が伴うことがあります。

排水や換気ルート、水道管の位置などは、建物の構造によって変更が難しい場合があります。

また、ガスコンロからIHコンロへの変更を考えている場合は、電気容量や配線の問題も考慮する必要があります。

古いマンションでは電気容量が不足していることが多いため、IHコンロの導入が難しい場合もあります。

事前に十分な電気容量が確保できるか確認しましょう。

キッチンのサイズと設置後の広さ

新しいキッチン設備を選ぶ際には、設置後の部屋の広さも考慮することが重要です。

対面型やセパレート型キッチンは魅力的ですが、部屋が狭く感じられることもあります。

快適なキッチンスペースを確保するためには、通路部分に90cm程度の幅を確保するなど、レイアウトにも注意を払いましょう。

また、搬入経路の確認や、設置したい設備がスペースに収まるかどうかも事前にチェックが必要です。

キッチンリフォーム｜長崎県の補助金・助成金はあるの？

長崎県内でのキッチンリフォーム工事の補助金・助成金を市町村別にまとめました。

年度によって変わることもあるので、検討する場合は事前に確認することが大切です。

長崎県では高齢化や少子化対策を応援するリフォームの支援が各自治体で行われていることが多いようです。

リフォーム業者に相談しつつ、活用できる場合には活かしていくことも視野に入れてみてもいいかもしれませんね。

地域	補助金名称	対象工事	補助率・補助額	問い合わせ先
長崎県	長崎県子育て応援住宅支援事業	間取り変更、設備改修（キッチン含む）、バリアフリー改修など	工事費の1/5、上限40万円	095-894-3104
佐世保市	佐世保市空き家等改修事業補助金	空き家の内装、屋根、外壁等の改修工事	補助対象経費の1/2、上限30万円～70万円	0956-24-1111
諫早市	諫早市住宅性能向上リフレッシュ事業	浴室改良、台所改良など	10万円	0957-22-1500
平戸市	平戸市結婚新生活支援事業補助金	間取りの変更、キッチン等の設備改修	上限30万円～60万円	0950-22-9105
松浦市	松浦市３世代同居・近居促進事業	間取りの変更、キッチン等の設備改修	工事費の1/5、上限40万円	0956-72-1111（内線234）
対馬市	対馬市親子でスマイル住宅支援事業補助金	新築工事、キッチン等の設備改修	工事費の1/2、上限50万円	0920-58-1117
五島市	五島市空き家活用促進事業補助	台所、浴室等の改修	補助率1/2、上限100万円	0959-76-3070
雲仙市	雲仙市子育て応援住宅支援事業	間取りの変更、キッチン等の設備改修	工事費の1/5、上限40万円	0957-38-3111
時津町	時津町子育て応援住宅支援事業	間取りの変更、キッチン等の設備改修	補助率1/5、上限40万円	095-882-4807
川棚町	川棚町子育て応援住宅支援事業	バリアフリー改修、キッチン等の設備改修	補助対象経費の1/5、上限40万円	0956-82-3130