家の中で最も使用頻度が高く、劣化しやすい場所といえば「水まわり」です。
キッチン、お風呂、トイレ、洗面所など、毎日の生活に欠かせない場所だからこそ、快適で清潔な状態を保ちたいもの。
「どのタイミングでリフォームすればいいのか」「どれくらいの費用がかかるのか」「リフォームをすることでどんなメリットがあるのか」の疑問にお答えできるように、まとめました。
水回りのリフォームを考えている方や、まだ具体的には考えていないけれど興味があるという方にリフォームの最適なタイミングや、種類別の費用相場、施工事例、さらにはコストを抑えるコツや利用可能な補助金についても詳しく解説しています。
水まわりのリフォームを検討する第一歩の参考にしていただけたら嬉しいです。
株式会社サクセス代表
岳下斉弘
設計士
長崎市を中心にコストパフォーマンスとデザインの両方を重視するお客様に最適な建築デザインを提供しています。手頃な価格で質の高いデザインを実現し、お客様の夢を形にすることに専念しています。
水まわりは日々の生活に密着した設備が多く利用頻度が高いです。
また、水を扱うために湿度が高くなりがちでもあるため、家の中でも劣化が早く進みやすい場所でもあります。
さらに水まわり設備は生活を快適にしたり、節水節電効果が期待できるものに変えることでエコにも役立ちます。
しかし、水まわりのリフォームは設備交換を伴うことがほとんどです。
ここでは水まわりのリフォームの基礎知識を解説します。
水まわりリフォームとは
水まわりのリフォームとは、キッチン、洗面台、お風呂、トイレなど、家庭で水を使用する場所の設備を新しくすることを指します。
水まわり設備は毎日の生活に欠かせないものであり、使用頻度が高いため、時間が経つにつれて劣化しやすい部分でもあります。
築年数が古くなると、経年劣化によって蛇口からの水漏れ、排水の詰まり、カビの発生など、さまざまな問題が生じることがあります。
また、古い設備は機能も古くなっているため、使い勝手が悪く感じるようにもなることが多いです。
水まわりリフォームを行うことで、最新の設備に交換することでより機能性・デザイン性・省エネ性に優れた快適な住環境にすることが可能です。
新しい設備は省エネ性能が高く、節水や節電にもつながり、家計にも優しいのが特徴です。
さらに、見た目も一新され掃除がしやすくなっているものも多く、清潔感のある快適な空間を手に入れることができます。
水まわりリフォームを検討するタイミングとしては、設備の故障や異常が発生した時だけでなく、「もっと使いやすくしたい」「家族構成が変わって使い勝手を見直したい」といったライフスタイルの変化に合わせて行うこともおすすめです。
水まわりリフォームはマンションや賃貸でも可能か
マンションや賃貸物件にお住まいの方も、水まわりのリフォームを検討することが可能です。
ただし、いくつかの条件や手続きが必要になることがあります。
まず、マンションの場合です。
マンションには専有部分と共有部分があります。
専有部分とは、住んでいる人が自由に使えるエリアのことで、キッチンやバスルームなどの内部空間がこれに当たります。
専有部分のリフォームは基本的に可能ですが、水道管や排水管が共有部分に関わる場合があります。
共有部分とは、他の住民と共有して使う部分のことです。
例えば、上下の階の間を通る水道管や排水管などです。
このような共有部分に影響を与えるリフォームを行う場合は、事前に管理会社や管理組合に確認し、許可を得る必要があります。
次に、賃貸物件の場合です。
賃貸物件では、物件の所有者である大家さんや不動産会社の許可が必要です。
賃貸契約書には、リフォームに関する規定が記載されていることが多いので、まず契約書を確認しましょう。
経年劣化による修繕や設備の改善が必要な場合、大家さんが費用を負担してくれることもあります。
しかし、自分の希望でリフォームを行いたい場合は、その旨を大家さんや不動産会社に相談し、許可を得る必要があります。
これらの手続きをしっかりと踏むことで、マンションや賃貸物件でも安心して水回りのリフォームを進めることができます。
水まわりのリフォームを考えるとき、「どのタイミングで行うのがベストなのか?」という疑問を抱く方は多いでしょう。
適切なタイミングでリフォームを行うことで、効果的に費用を抑え、快適な生活環境を維持することができます。
ここでは水まわりリフォームの最適なタイミングについて詳しく解説します。
経年劣化が気になる時
家の水まわり設備は、長年の使用によって徐々に劣化していきます。見た目が古くなり、汚れや傷みが目立ち始めたときがリフォームを考えるタイミングです。
経年劣化をそのまま放置しておくと、水漏れなどのトラブルが発生し、結果的にリフォーム費用が高額になる可能性があります。
キッチン
キッチンでは蛇口から水が漏れるようになったり、排水口が詰まって悪臭がする場合があります。
また、換気扇がうまく動かなくなったり、コンロの火が点きにくくなるといった不具合も見逃せません。
これらはすべて経年劣化のサインであり、早めの修理やリフォームの検討をおすすめします。
お風呂
お風呂では、浴槽やタイルにひび割れが見られることがあります。
これらのひび割れは見た目の問題だけでなく、水漏れの原因にもなります。
また、湿気が多いためカビが発生しやすく、カビが広がって掃除では対処できない場合にはリフォームを検討されると良いでしょう。
洗面所
洗面所でも同様に、洗面ボウルのひび割れや水栓の劣化が見られることがあります。
洗面ボウルがひび割れると使い勝手が悪くなるだけでなく、水漏れのリスクも増えます。
さらに、水栓が古くなって操作がスムーズにできなかったり、水が漏れる場合もリフォームのサインです。
洗面所の床も水が飛び散りやすく、湿気で傷みやすい場所ですので、床材が傷んでいる場合には早めの対処が必要です。
トイレ
トイレでは、便器にひび割れが生じることがあります。
便器のひび割れは見た目の問題だけでなく、使用時の不便や水漏れの原因にもなります。
さらに、掃除をしても取れない黄ばみや悪臭がある場合には、便器や床材の交換を考えるタイミングです。
また、ウォシュレットや自動洗浄機能など、新しい機能を追加したい場合もリフォームを検討する良い機会です。
場所 | リフォームのタイミング |
---|---|
キッチン | 蛇口から水が漏れる、排水口が詰まる、換気扇やコンロに不具合がある |
お風呂 | 浴槽やタイルがひび割れている、カビや汚れが取れない |
洗面所 | 洗面ボウルがひび割れている、水栓が劣化している、床が傷んでいる |
トイレ | 便器がひび割れている、黄ばみや悪臭が取れない、新しい機能をつけたい |
このように、各設備の状態や使い勝手に不具合を感じたら、早めのリフォームを検討することが大切です。適切なタイミングでリフォームを行うことで、大きなトラブルを未然に防ぎ、快適な生活を維持することができます。
新しい設備に切り替えたいと考えた時
日常生活の中で、キッチンやお風呂、トイレなどの設備に不満を感じることがあるかもしれません。
例えば、料理をするたびに「もっと使いやすいシステムキッチンが欲しい」と感じたり、トイレが古くて掃除が大変で「新しいトイレに変えて清潔さを保ちたい」と思ったりすることがあるでしょう。
また、お風呂に入るときに「浴室に暖房機能を追加して冬でも快適に過ごしたい」と考えることもあるかもしれません。
これらのように、現在の設備に対して不便さや不満を感じたときが、リフォームを検討するタイミングの一つです。
新しい設備に切り替えることで、使い勝手が大幅に向上し、日々の生活がより快適になります。例えば、最新のシステムキッチンは収納スペースが多く、掃除がしやすい設計になっているため、家事の負担が軽減されます。
新しいトイレは省エネ性能が高く、水道代の節約にもつながります。
また、浴室に暖房機能を追加することで、冬の寒い日でも快適に入浴できるようになります。
さらに、新しい設備は見た目もスタイリッシュで、家の雰囲気を一新することができます。
古くなった設備を新しくすることで、家全体の印象が明るくなり、居心地の良い空間を作り出すことが可能です。
このように、現在の設備に対して不便さや不満を感じたときは、リフォームを検討する絶好のタイミングといえます。
将来のことを考えてバリアフリー化したい時
家族に高齢の方や介護が必要な方がいる場合、または将来的にその可能性がある場合、住まいをバリアフリー化することを考えると良いでしょう。
バリアフリー化とは、家の中の段差をなくし、手すりを設置するなど、誰もが安全で快適に過ごせる環境を作ることを指します。
これもまた、リフォームを検討する一つのタイミングです。
例えば、高齢の家族がいる場合、浴室の段差やトイレのスペースが使いにくいと感じることがあります。
段差を解消し、手すりを設置することで移動がスムーズになり、転倒のリスクを減らすことができます。
特に浴室やトイレは滑りやすく、転倒事故が発生しやすい場所です。
バリアフリー化することで安全性が大幅に向上します。
また、将来的に介護が必要になる可能性を考慮して、事前にリフォームを行っておくことも賢明です。
バリアフリー化された住まいは、介護が必要になった際に家族全員が安心して生活できる環境となります。
例えば、広いトイレや段差のない廊下、車椅子でも利用しやすいキッチンなど、介護の負担を軽減するための工夫が必要です。
さらに、バリアフリー化は高齢者だけでなく、小さな子供や身体に不自由がある方にも役立ちます。
段差がなく、手すりが設置された家は、全ての家族メンバーにとって安全で快適な空間となることでしょう。
中古の一戸建てやマンションを購入した時
中古の一戸建てやマンションを購入した際、すでに設置されている設備が古くなっていることがあります。
このような場合、水まわりのリフォームを行うことで、新しい生活をより快適にスタートすることができます。
中古物件は魅力的な価格で手に入ることが多いですが、その分、設備が経年劣化している場合が多いです。
例えば、キッチンのシンクやコンロが古くて使いにくかったり、バスルームのタイルがひび割れていたり、トイレの便器が黄ばんでいたりすることがあります。
これらの設備は日常的に使用するため、快適な生活を送る上で必要不可欠なものです。
中古物件を購入した際に水まわりのリフォームを行うことで、これらの古い設備を最新のものに交換し、使い勝手を大幅に向上させることができます。
例えば、最新のシステムキッチンは収納スペースが充実しており、調理の効率が大幅にアップします。バスルームも、新しいユニットバスに交換することで掃除がしやすくなり、カビの発生を防ぐことができます。
また、新しいトイレは省エネ性能が高く、水道代の節約にもつながります。
さらに、水回りのリフォームは見た目の改善にも効果的です。
古くて汚れが目立つ設備を新しくすることで、
家全体の印象が一新され、明るく清潔な空間になります。これにより、新しい家での生活がより楽しく、快適なものになります。
水まわのリフォームを考える際に、多くの方が気になるのが「どれくらいの費用がかかるのか」ということではないでしょうか。
リフォームの内容や規模によって費用は大きく異なりますが、あらかじめ相場を把握しておくことで、計画を立てやすくなります。
ここでは、水回りリフォームの種類ごとに、費用と価格の相場について詳しく解説します。
具体的な金額の目安を知ることで、予算を設定し、適切なリフォームプランを立てる目安になりますように。
キッチンのリフォーム
システムキッチンに変更したり、収納スペースを増やしたりすることで、使い勝手が大幅に向上します。
さらに節水機能付きの水栓に変更したり、ビルドイン型の自動食洗機を導入し家事負担を減らすことも期待できます。
近年では油汚れが気になる換気扇も自動洗浄機能がついているものもあります。
ライフスタイルに合わせて、より生活が快適で便利になるような設備を検討しても良いですね。
費用は設備のグレードや工事の規模によって異なりますが、一般的には50万~200万円程度が相場です。
お風呂のリフォーム
ユニットバスへの交換や浴槽の変更、さらには浴室暖房の追加など、快適なバスタイムを実現するためのリフォームが人気です。
ユニットバスは交換だけで済むため工事期間も短く人気です。
さらに、浴室の清掃が楽になる機能や、自動で浴槽を洗ってくれる機能がついたバスユニットも人気です。
特に冬場のヒートショックを防止するために断熱性能の高いユニットバスにしたり、あらかじめ浴室を温めておいてくれる機能のバスもあります。
お風呂のリフォーム費用は、50万~200万円程度が目安となります。
トイレのリフォーム
トイレのリフォームでは、便器の交換やウォシュレットの導入、床や壁の張り替えが主な内容です。
節水機能が向上していたり、トイレリフォームのタイミングで手洗いカウンターの設置を検討される方も多いです。
また、予め汚れがつきにくい便器も多く出回っているため、毎日の掃除の手間を助けてくれることも期待できます。
費用は15万~100万円程度で、新しい設備を導入することで、清潔で快適な空間を手に入れることができます。
洗面台のリフォーム
洗面台のリフォームは洗面ボウルや鏡、収納スペースの変更など、毎日の身支度が楽になる工夫が求められます。
家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて、収納に優れ、快適に使えるような洗面台も多く出回っています。
洗面台のリフォーム費用は、20万~50万円程度が相場です。
洗面台のリフォームは浴室リフォームと同時に検討される方も多いことも特徴です。
水まわりのフルリフォーム
さらに、水回り全体を一度にリフォームするフルリフォームもあります。キ
ッチン、お風呂、トイレ、洗面台をまとめてリフォームすることで、一貫したデザインと高い機能性を実現できます。
排水管工事が必要な場合、一回で済むことも水まわりのフルリフォームの魅力の一つです。
また、水まわりの住宅設備は寿命がほぼ同時期であるとされていることもあるため、同時に検討される方も多いです。
フルリフォームの費用は、125万~400万円程度が一般的です。
リフォームの種類 | 費用の目安 |
---|---|
フルリフォーム | 125万~400万円程度 |
キッチン | 50万~200万円程度 |
お風呂 | 50万~200万円程度 |
トイレ | 15万~100万円程度 |
洗面台 | 20万~50万円程度 |
水回りリフォームのさまざまな施工事例とその費用の目安を紹介します。
これらの事例を参考にして、最適なリフォームプランを考えてみても楽しいですよ。
システムキッチンの交換
古いキッチンを新しいシステムキッチンに交換するだけで、使い勝手が大幅に向上します。
収納力や節水能力にも優れている昨今のシステムキッチンは、オプション機能を選択することによってよりご自宅にあった形にカスタマイズ可能なものも多いです。
また、システムキッチンの交換の際に作業台の高さも使う人の慎重に合わせて調整することも可能です。
一般的な費用の目安は50万~100万円程度です。
システムキッチンのグレードやデザインによって費用は変動しますが、予算に合わせて選ぶことができます。
壁付けキッチンを対面式キッチンに変更する
面式キッチンは家族とのコミュニケーションが取りやすく、人気のリフォームです。
対面式キッチンはダイニングやリビングダイニングにむかって、キッチンの作業場が設置されることにより、家族とコミュニケーションをとりながら料理をすることが可能です。
配管工事が必要なため費用はやや高めですが、55万~200万円程度が目安となります。
こちらも、選ぶシステムキッチンのグレードやオプションによって変動します。
古いユニットバスを新しいものに交換する
新しいユニットバスにすることで、清掃がしやすくなり、快適なバスタイムを楽しめます。
最新のユニットバスは断熱性能に優れているものも多く、追い焚き頻度が減り、省エネ仕様になっているものも多いです。
また、ユニットバスを交換することで浴室全体のイメージを一新することもできます。
費用は50万~150万円程度です。
また、在来住宅で多いタイル張りの浴室をユニットバスに変更する場合は、65万~150万円程度が目安です。
洋式便器の交換や、和式から洋式への変更
便器の交換だけなら3万~21万円程度ですが、壁や床のリフォームも行う場合は14万~32万円程度になります。
便器を交換する際に、トイレの収納の見直しや手洗い場の設置を検討してみることもお勧めします。
近年のトイレは、清掃が簡単に済む仕様になっていたり、節水機能にすぐれいたりとトイレも快適に過ごせる場所にする工夫が多くみられます。
和式から洋式への変更は、段差解消の工事も含めて15万~57万円程度です。
洗面台の交換
新しい洗面台に交換するだけで、毎日の身支度が楽になります。
複数人で洗面台を使うときにも、それぞれが鏡を使えるようになっている洗面台もあります。
また、歯ブラシや髪そりの充電をしながらしまえるスペースが充実しているタイプもあります。
洗面台の交換は、身支度や身支度用品の収納のをより便利にしてくれます。
費用の目安は10万~50万円程度で、洗面所全体のリフォームを含める場合は20万~50万円程度となります。
施工事例 | 費用の目安 |
---|---|
システムキッチンの交換 | 50万~100万円程度 |
壁付けから対面式のキッチンへ | 55万~200万円程度 |
ユニットバスの交換 | 50万~150万円程度 |
タイル張りからユニットバスの浴室へ | 65万~150万円程度 |
トイレの交換 | 3万~21万円(洋式から洋式) |
和式から洋式のトイレへ | 15万~57万円程度 |
洗面台の交換 | 10万~50万円程度 |
水まわりのリフォームは、生活の質を大きく向上させてくれます。
その反面、費用が高額になることも少なくありません。
そこで、できるだけコストを抑えつつ、効果的なリフォームを実現するためのコツを知っておくことが大切です。
ここでは、水回りリフォームを安くするための具体的な方法を紹介します。
設備のグレードを下げる
まず一つ目のコツは、設備のグレードを下げることです。
最新で高機能な設備は魅力的です。
しかし、必要最低限の機能を備えたシンプルな設備を選ぶことで、コストを大幅に削減することができます。
たとえば、システムキッチンやトイレの便器など、高価なモデルと比較して機能がシンプルなモデルでも、十分に満足のいく性能を発揮します。
設備を検討する際にはオプションやグレードをしっかりと考えることをおすすめします。
旧型や展示品を活用する
二つ目のコツは、旧型や展示品を活用することです。
最新のモデルにこだわらず少し古い型の設備や、展示品を割引価格で購入することで、費用を抑えることができます。
展示品は新品同様の状態でありながら、価格が大幅に下がるため、非常にお得です。
これらの品は数が限られているため、予め業者に相談しておくと良いでしょう。
購入できたらラッキー。そのくらいの気持ちでご相談してみてください。
設備の位置を動かさずにリフォームする
三つ目のコツは、設備の位置を動かさずにリフォームすることです。
水道や排水管の移設には高額な工事費用がかかります。
現状の配置を活かしてリフォームすることで、工事費用を大幅に抑えることができます。
特にキッチンやバスルームのリフォームでは、位置を変えないことが大きな節約につながります。
お風呂と洗面台を一緒にリフォームする
四つ目のコツは、お風呂と洗面台を一緒にリフォームすることです。
これにより、一度の工事で済ませることができ、工事費用を節約できます。
特に、同じ空間内でリフォームを行う場合、まとめて工事をすることで効率が良くなり、コストも抑えられます。
最後に、同一メーカーの設備をセットで選ぶことも効果的です。同じメーカーの設備をまとめて購入することで、セット割引が適用される場合があります。メーカーや施工会社に相談して、割引の有無を確認することをお勧めします。
これらのコツを参考にして、水回りリフォームを賢く、そして経済的に進めましょう。少しの工夫で、理想のリフォームを実現することができます。
コツ | 詳細 |
---|---|
設備のグレードを下げる | 必要最低限の機能を持つ設備を選ぶ |
旧型や展示品を活用してリフォーム | 割引価格で購入 |
位置は動かさずにリフォーム | 配管工事費用を抑える |
お風呂と洗面台は一緒にリフォーム | 工事費用を一度に抑える |
同一メーカーをセットでチョイス | 割引価格で購入できる場合がある |
水まわりのリフォームは多岐にわたります。
そのため、リフォーム信頼できるリフォーム業者に相談しながら計画し進めることをおすすめします。
水まわりリフォームのアイディアや、しっかりとした現地調査など、専門業者は多くのノウハウを持っています。
さらにリフォーム後にも不具合などが発生した場合には相談できるような業者を選ぶとリフォーム後も安心してて過ごすことができることでしょう。
業者の信頼性と評判
リフォーム業者を選ぶ際には、その業者の実績と経験に注目してみましょう。
特に水まわりリフォームの経験が豊富な業者を選んでみてください。
施工実績を確認することは、業者の信頼性を見極める一つの方法です。
また、オンラインのレビューサイトや口コミをチェックし、他の顧客からの評価を確認することも大切です。
業者が建設業許可番号を持っているかどうかも確認しましょう。
これは業者が法律に基づいて適切に運営されている証となります。
建築士の資格を有したスタッフが相談にのってくれる環境のある業者はより安心です。
提案力とコミュニケーション
要望や希望を丁寧にヒヤリングしてくれる業者を選ぶことが大切です。
ヒヤリング後に具体的かつ現実な提案をしてくれたらより安心ですね。
不可能なことは不可能と曖昧にせず、時には代替案を提案してくれるとより心強く感じることでしょう。
また、業者とのコミュニケーションがスムーズかどうかも大切なポイントです。
質問や相談に迅速に対応してくれる業者は信頼できます。
専門用語を使わずにわかりやすく説明してくれる業者を選ぶと良いでしょう。
見積もりとアフターフォロー
リフォーム業者を選ぶ際には、明確な見積もりを出してくれるかどうかも確認しましょう。
価格の内訳が明確に示されている見積もりを出してくれる業者は信頼できる業者と言えるでしょう。
また、追加費用が発生する場合の条件や金額を事前に確認しておくことも重要です。
価格だけでなく、品質やサービスも考慮して選ぶことが大切です。
安さだけでなく、コストパフォーマンスを重視しましょう。
さらに、リフォーム工事の契約を結ぶ前に、契約書の内容をしっかりと確認し、疑問点は事前に解消しておくことをおすすめします。
契約書には、工事の開始日と完了日、工程のスケジュールが明確に示されていることが重要です。
また、工事後の保証期間があるかどうかも確認しましょう。
工事後のメンテナンスやトラブル対応についてのサービス内容も重要です。
アフターフォローがしっかりしている業者を選ぶことで、長期的に安心してリフォームを任せることができます。
いかがでしたか?
水まわりの設備は毎日の生活で使う部分でもあり暮らしに直結しています。
そのため、生活を便利で快適にするためにも水まわり設備のリフォームは大切なリフォームの一つです。
ライフスタイルの変化や、水まわりを使う人が変わった際にも水まわりのリフォームを検討してみてもいいですね。
経年劣化によるリフォームの場合は、余裕を持って計画を立て設備を選ぶためにも、不具合を感じたり耐用年数が経過した場合に検討を始めてみることもお勧めです。
また、さまざまなアイディアがSNSでも紹介されることの多い水まわりリフォームは、既存住宅の躯体や状況によってはこうしたい!が叶わない場合もあります。
しかし、信頼のできる実績豊富な業者と一緒に計画することで、よりよいアイディアを提案してもらえる場合もあります。
この記事が水まわりのリフォームを楽しく計画するためのお手伝いになりますように!
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